オーロラさんの勉強帳

IT企業勤務。データベース、Excel、Excel VBA、ネットワーク、LinuxなどIT関連のことを主に書いていきます。少しでもお役に立てたら幸いです。

リレーショナルデータベース SQLの基本

 

SQLとは

SQL(エスキューエル)とは、リレーショナルデータベースを操作するための言語で、Structured Query Languageの略です。ANSI、ISO、JISなどで標準規格化されており、OracleなどさまざまなDBMS(Database Management System)で利用できます。

 

SQLの4つの種類

SQLは以下の4つの種類に分類されます。
SQLコマンドタイプとして、DMLDDL、DCL、トランザクション制御があります。

  • データ操作言語(DML:Data Manipulation Language)
  • データ定義言語(DDL:Data Definition Language)
  • データ制御言語(DCL:Data Control Language)
  • トランザクション制御言語(TCL:Transaction Control Language)

 

では、4種類のSQLについて、詳しく見ていきます。

 

データ操作言語:DM|L

SELECT(検索)、INSERT(挿入)、UPDATE(更新)、DELETE(削除)が該当します。
データベースに格納されているデータに対して、参照、挿入、更新、削除をするために使います。

 

※処理を確定するにはCOMMITが必要です。

 

データ定義言語:DDL

CREATE、ALTER、DROP、RENAME、TRUNCATE、COMMENTが該当します。
表などのオブジェクトの作成、変更、削除をします。データベースの構造などを定義するために用いられます。

 

※処理を確定するためのCOMMITは不要。暗黙的にCOMMITされる。

 

データ制御言語:DCL

GRANT、REVOKEが該当します。
データベースの利用者にアクセス権の付与や取り消し、権限の変更をするために使用します。

※処理を確定するためのCOMMITは不要。暗黙的にCOMMITされる。

 

トランザクション制御

COMMIT、ROLLBACK、SAVEPOINTが該当します。
トランザクションの確定や取り消しなどの制御を行います。